『内臓脂肪』『皮下脂肪』『中性脂肪』の違いって? 

お腹周りの脂肪の種類

明けましておめでとうございます。2022年も大変お世話になりました。

2023年も始まり新年一発目の記事は

昨年末にお肉とお魚の脂の違いを解説しました。

そこに因んでとは何ですが今日はヒトの脂の違いを解説したいと思います。

女性はもちろん、誰でも気になるのが身体にたまる“脂肪”。でも、ひとくちに脂肪といっても、健康診断で調べる「中性脂肪」、腸の周囲などお腹の内部につく「内臓脂肪」、皮膚のすぐ下につく「皮下脂肪」と種類はいろいろ。

そこで身体の中にある脂肪を改めておさらいします。

人間の脂肪には大きく2つあり

内臓脂肪+皮下脂肪=体脂肪

となります。そして体重に占める体脂肪の割合をパーセンテージで表したものが体脂肪率

この体脂肪率を落とすことはとても重要です。

内臓脂肪とは?

内臓脂肪は、胃、腸などの臓器のまわりにつく脂肪のこと。体のエネルギーが不足した際に素早くエネルギーに変換される脂肪。

皮下脂肪とは?

皮下脂肪と内臓脂肪

皮下脂肪は、下腹部・腰まわり・おしりなどの皮下につく脂肪のことで、いったんたまると減りにくい脂肪。

 

中性脂肪とは?

健康診断の結果

脂肪酸のグリセリンエステルを指し狭義には常温で固体の中性脂質を中性脂肪と呼ぶ。体脂肪の大部分を占める物質。単に脂肪とも呼ばれる。

専門用語が多くて若干分かりずらいかと思いますが

健康診断などで「中性脂肪が高い」と言われたことはありませんか?

検診での血液検査で脂質の項目としてよく測定するのが「中性脂肪」と「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」と良く耳にすると思います。

LDLコレステロールとHDLコレステロールは前回の記事で明記してありますが中性脂肪に関して

中性脂肪と言う名だけあって脂質の摂りすぎをイメージされると思いますが実はそれに限った訳ではなく糖質やアルコールが大きな要因なのです。

もちろん脂質そのものをとりすぎると中性脂肪として体内に蓄積されるので「脂っこいもの」の食べすぎは原因のひとつではあります。

*中性脂肪には食品から腸管で取り込まれるものと肝臓で合成されるものがあります。

合成されるときの材料は食事からの脂肪が分解された「脂肪酸」とブドウ糖や果糖などの「糖質」ですが摂取した糖質はエネルギーとして使われますが、食べすぎで余ってしまった糖質が中性脂肪となって脂肪組織に蓄えられる訳です。

*そして特に注意したい糖質が果物です。

果物に含まれる果糖は果糖は肝臓でトリグリセリド(中性脂肪)に変えられエネルギー消費出来ないと高脂血症などを来たす恐れがあります。

果物はビタミンなど栄養素も含まれるので悪い栄養では無いですが摂取量には細心の注意が必要になります。

脂肪が溜まると、どんなリスクがある?

内臓脂肪の脂肪細胞が増えて大きな脂肪細胞になると様々な悪玉物質が分泌され次のような作用が起こります。

インスリンの働きを妨げ血糖値を上昇させ糖尿病のリスク上昇
血圧上昇
血液をかたまらせて動脈硬化を引き起こす可能性

よく男性はリンゴ型、女性は洋ナシ型と聞いたことはないですか?

男性ホルモンは筋肉を蓄える性質を持つので脂肪の多くがお腹周りの内臓脂肪。

女性ホルモンは脂肪を蓄える性質を持つので脂肪の多くが皮下脂肪となります。

リンゴ型と洋ナシ型

なので男性はお腹周りが膨らむリンゴ型。女性はお腹からお尻下半身中心に膨らむ洋ナシ型のイメージです。

中性脂肪を下げるにはどうすればよいでしょうか?

上のメモや参照ボックスに明記してあるように糖質やアルコール摂取量を抑えていきエネルギー消費する為に運動を組み合わせていけば中性脂肪はどんどん下がっていきます。

とてもシンプルなんです。

まだまだコロナ禍で在宅ワークやリモートでのお仕事の方も多い中で活動量が減ってきてる現代で適度な運動とお食事のコントロールは必須な時代になってきました。

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本日はヒトの脂の違いを解説いたしました。

最後までお読みいただきありがとうございました。