ダイエットに関わる女性ホルモン

こんにちは!

女性の中にはダイエットをはじめたものの
うまく結果が出てこない方も多いのではないしょうか?

男性とは異なり、月経がある女性には
女性ならではのダイエットの進め方があります。

本日は”女性のカラダ”についての解説です。

男性と女性のカラダの大きな違いは
女性には子供を産むためのカラダの機能があるということです。

それは、卵巣・子宮女性ホルモンです。

女性ホルモン

エストロゲン(卵胞ホルモン)

  • 月経期から排卵日にかけて分泌量が増加。
  • 子宮内膜を増やし、妊娠の準備を整える
  • 女性らしい体を作る為に働く
  • 骨の量を維持するために働く
  • LDLコレステロールの増加を抑制

プロゲステロン(黄体ホルモン)

  • 排卵により分泌される
  • 子宮を妊娠しやすい状態に保つ
  • 受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させる
  • 食欲を増やしたり、水分や栄養素を溜め込む
    (プロゲステロンが増える月経前にむくみやすくなるのはそのためです。)

女性のカラダは
一般的に10~14歳の間にホルモンの分泌量が増え初潮を迎えます。

正常な月経周期は25日~38日です。
その周期を区切っていくと下記のようになります。

月経期 月経が起こっている期間

卵胞期 月経が終わるころから1週間程度。

排卵期 卵巣から卵管へ卵子が放出されることを排卵といい
    その排卵日前後を指す

黄体期 いわゆる生理前のこと。プロゲステロンが多く分泌される。

ホルモンの働きから考えると
プロゲステロンが多く分泌される黄体期は
水分や栄養素を溜め込みやすくなるため
体重が減少しにくくなります。

つまり、月経終了から排卵前までのプロゲステロンが低いタイミングが
体重の減少しやすいタイミングになります。

更年期

卵巣が働きが次第に失われていき
永久的に月経が停止した状態を閉経といいます。

閉経の前後5年間の10年間を更年期といいます。

更年期には病気とは異なる症状があり
それを更年期障害といいます。

更年期障害の主な原因となるのは
エストロゲンの分泌が大きく揺らぎながら低下していくことです。

エストロゲンの分泌は脂質の代謝に影響するので
分泌量が減ることで痩せにくくなります。

その他、エストロゲン骨量の維持にも関わるので
分泌量が減る事で骨がもろくなりやすく
将来的な骨粗しょう症のリスクが上がります。

ちなみに、適度な筋力トレーニングは骨の強化にも繋がります。
ダイエットに関わらず
健康の側面からもトレーニングは必要といえます。

まとめ

ダイエットを成功させる上でカラダの特性を理解することは
とても重要です。

特に女性の場合
月経の周期によっては一時的に体重が増えることも十分に考えられます。
しかしそれは太ったわけではなく
ホルモンによる浮腫みなどが主な要因です。

しかし、それを知らないことで痩せないというストレスを感じたり
もっと制限をし、より代謝を下げてしまうことに繋がります。

ちなみに、肥満や過度なダイエットはホルモンバランスを乱す可能性があります。
規則正しい月経が来ることはダイエットをする上でも重要になります。

今、月経が不規則な方はホルモンバランスを整え
健康的なダイエットをしていきましょう!

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最後までお読みいただきありがとうございました。